日本看護研究学会会員の国際活動の実態と国際活動推進委員会へのニーズ

目的:日本看護研究学会会員の国際活動の実態と国際活動推進委員会(以下,本委員会)に対する会員のニーズを明らかにすることを目的とした。方法:本研究は,2022年6〜7月,日本看護研究学会会員5,419名を対象にオンライン・アンケート調査を行い,本委員会に対するニーズや国際活動の実態を明らかにした。また,本委員会へのニーズはアカデミックライティング,海外の学会と交流締結,学会参加の経済的支援および英文誌投稿の経済的支援の4項目で調査した。結果:有効回答は211名であった(回収率3.9%)。アカデミックライティングのニーズが最も高かった(81.2%)。過去10年間に海外学会参加経験がない,または過去...

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Published in日本看護研究学会雑誌 Vol. 47; no. 1; pp. 1_143 - 1_148
Main Authors 中平, みわ, 中本, 五鈴, 若村, 智子, 岡, 美智代
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本看護研究学会 20.04.2024
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ISSN2188-3599
2189-6100
DOI10.15065/jjsnr.20230609225

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Summary:目的:日本看護研究学会会員の国際活動の実態と国際活動推進委員会(以下,本委員会)に対する会員のニーズを明らかにすることを目的とした。方法:本研究は,2022年6〜7月,日本看護研究学会会員5,419名を対象にオンライン・アンケート調査を行い,本委員会に対するニーズや国際活動の実態を明らかにした。また,本委員会へのニーズはアカデミックライティング,海外の学会と交流締結,学会参加の経済的支援および英文誌投稿の経済的支援の4項目で調査した。結果:有効回答は211名であった(回収率3.9%)。アカデミックライティングのニーズが最も高かった(81.2%)。過去10年間に海外学会参加経験がない,または過去10年間に英語論文投稿経験がない人の国際活動の阻害要因は,英語への自信のなさが最も多かった。結論:アカデミックライティングの企画や,国際活動のための実践的セミナーの企画を実施していくことが望まれる。
ISSN:2188-3599
2189-6100
DOI:10.15065/jjsnr.20230609225