病院内の他職種から見た看護職の印象に関する調査

_I_.研究目的 病院内の他職種から看護師の印象を調査することで看護への姿勢を再認識し、課題を明確化する。_II_.研究方法 1.研究デザイン:調査研究 2.調査期間:平成22年8月19日~8月26日 3.研究対象: 事務:64名        薬剤師:13名        リハビリ部門:15名        臨床検査技師:33名        放射線科技師:19名        医師:60名  4.データの収集法:    研究班が独自に考案した11項目からなる調査票を用いて、7日間留め置き回収した。 5.分析方法:単純集計し、回答割合を比較した。 6.調査内容:看護師の印象について2つを回答...

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Published inNihon Nouson Igakukai Gakujyutu Soukai Syourokusyu Vol. 60; p. 364
Main Authors 戸嶋, 京子, 高橋, 美貴子, 渋谷, 良子, 石橋, 千尋, 柿崎, 梓
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本農村医学会 2011
THE JAPANESE ASSOCIATION OF RURAL MEDICINE
Subjects
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ISSN1880-1749
1880-1730
DOI10.14879/nnigss.60.0.364.0

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Summary:_I_.研究目的 病院内の他職種から看護師の印象を調査することで看護への姿勢を再認識し、課題を明確化する。_II_.研究方法 1.研究デザイン:調査研究 2.調査期間:平成22年8月19日~8月26日 3.研究対象: 事務:64名        薬剤師:13名        リハビリ部門:15名        臨床検査技師:33名        放射線科技師:19名        医師:60名  4.データの収集法:    研究班が独自に考案した11項目からなる調査票を用いて、7日間留め置き回収した。 5.分析方法:単純集計し、回答割合を比較した。 6.調査内容:看護師の印象について2つを回答してもらった。  1)チーム医療における存在感  2)他職種の業務内容や状況に応じた対応  3)チーム医療における連携、協働の関係の良さ  4)他職種からの信頼感  5)仕事上の責務の重さ  6)仕事による心身の負担の重さ  7)患者にとっての存在の大きさ  8)患者や家族への接し方、対応の良さ  9)他職種への接し方  10)知識を深める努力  11)病院収益への貢献_III_.研究結果 チーム医療における存在感は、全職種で「思う」が98.6%、連携、協働の関係の良さは全職種で「思う」が58.7%。 信頼感では全職種で「思う」が76.2%。 仕事上の責務は、全職種で「思う」が94.4%、心身の負担の重さでは「思う」が95.1%。患者にとっての存在の大きさは、全職種で「思う」が99.3%。 患者・家族への接し方、対応の良さは、「思う」が全職種で55.6%、他職種への接し方は「思う」が55.9%。どの職種においても個人差が大きい。 _IV_.結論 1.患者にとっての看護師の存在の大きさは、認められていた。2.患者・家族、他職種への接し方に個人差が大きい。3.勤務体制の過酷さや、業務の責務の重さは理解されていた。4.他職種からチーム医療には欠かせない存在だが、協働・連携の関係意識が低い。5.他職種への理解、尊重を更に深めていく。
Bibliography:1J-D-18
ISSN:1880-1749
1880-1730
DOI:10.14879/nnigss.60.0.364.0