EOS 70DのデュアルピクセルCMOS AF

近年,デジタル一眼レフカメラの機能や性能の進化により,ユーザーの撮影スタイルが多様化し,ファインダー撮影だけでなく,液晶モニターで映像を確認しながら撮影するライブビュー撮影および動画撮影を行う機会が増えてきている.全有効画素が撮像と位相差AFの機能を兼ね備えているCMOSセンサーを用いたデュアルピクセルCMOS AFは,ライブビュー撮影時や動画撮影時に広い測距範囲で,ファインダー撮影時と同様に最終合焦まで位相差AF が可能なため,従来のハイブリッドCMOS AFやコントラストAFに比べて,「より短い合焦時間」 「動く被写体に対する優れた追従性」 「動画撮影時の滑らかなAF動作」 を実現しAF性...

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Published in日本写真学会誌 Vol. 77; no. 3; pp. 222 - 225
Main Author 宮成, 洋
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 日本写真学会 2014
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ISSN0369-5662
1884-5932
DOI10.11454/photogrst.77.222

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Summary:近年,デジタル一眼レフカメラの機能や性能の進化により,ユーザーの撮影スタイルが多様化し,ファインダー撮影だけでなく,液晶モニターで映像を確認しながら撮影するライブビュー撮影および動画撮影を行う機会が増えてきている.全有効画素が撮像と位相差AFの機能を兼ね備えているCMOSセンサーを用いたデュアルピクセルCMOS AFは,ライブビュー撮影時や動画撮影時に広い測距範囲で,ファインダー撮影時と同様に最終合焦まで位相差AF が可能なため,従来のハイブリッドCMOS AFやコントラストAFに比べて,「より短い合焦時間」 「動く被写体に対する優れた追従性」 「動画撮影時の滑らかなAF動作」 を実現しAF性能を飛躍的に向上させた.
ISSN:0369-5662
1884-5932
DOI:10.11454/photogrst.77.222