ゼロ変形交差一般化幾何分布と卓球の打球回数への応用

卓球におけるラリーの継続数を表す打球回数は選手やプレイの特徴を表す量として用いられている. 本研究では, サーバーとレシーバーの返球率の違いを考慮し, かつゼロ過剰・ゼロ過少を柔軟に表現しうるモデルとしてゼロ変形交差一般化幾何分布と二重ゼロ変形交差一般化幾何分布を提案する. そして, これらの確率モデルに対する最尤法によるパラメータ推定法, パラメータの近似信頼区間を導出する. さらに, Tリーグの実際のデータへの適用と, 近似信頼区間の被覆確率のシミュレーションを行う....

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Published in計算機統計学 Vol. 34; no. 2; pp. 59 - 75
Main Authors 酒折, 文武, 池袋, 晴彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本計算機統計学会 2021
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ISSN0914-8930
2189-9789
DOI10.20551/jscswabun.34.2_59

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Summary:卓球におけるラリーの継続数を表す打球回数は選手やプレイの特徴を表す量として用いられている. 本研究では, サーバーとレシーバーの返球率の違いを考慮し, かつゼロ過剰・ゼロ過少を柔軟に表現しうるモデルとしてゼロ変形交差一般化幾何分布と二重ゼロ変形交差一般化幾何分布を提案する. そして, これらの確率モデルに対する最尤法によるパラメータ推定法, パラメータの近似信頼区間を導出する. さらに, Tリーグの実際のデータへの適用と, 近似信頼区間の被覆確率のシミュレーションを行う.
ISSN:0914-8930
2189-9789
DOI:10.20551/jscswabun.34.2_59