Long COVIDのbrain fog診療~質問票作成とスコアリングによる実態把握と他科との連携

Long COVIDの症状の一つにブレインフォグと呼ばれる高次脳機能障害を示唆する愁訴があるが,未だ病態は不明である.実態把握のため,脳機能の診断・治療を行う専門診療科と連携した.円滑な診療体制構築のため,質問票とそれに基づくブレインフォグスコア(BFS)を作成し,スクリーニングツールとして活用した.後方視的検討でBFSが,限られた外来枠へのトリアージと予後予測に有用な可能性が示唆された....

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Published in日本プライマリ・ケア連合学会誌 Vol. 47; no. 3; pp. 120 - 123
Main Authors 齊藤, 奈津美, 小野, 理恵, 高山, 真, 石井, 正, 菅野, 武, 大澤, 稔, 阿部, 倫明, 小野寺, 浩, 菊地, 章子, 中瀬, 泰然, 有田, 龍太郎, 石沢, 興太
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会 20.09.2024
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ISSN2185-2928
2187-2791
DOI10.14442/generalist.47.120

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Summary:Long COVIDの症状の一つにブレインフォグと呼ばれる高次脳機能障害を示唆する愁訴があるが,未だ病態は不明である.実態把握のため,脳機能の診断・治療を行う専門診療科と連携した.円滑な診療体制構築のため,質問票とそれに基づくブレインフォグスコア(BFS)を作成し,スクリーニングツールとして活用した.後方視的検討でBFSが,限られた外来枠へのトリアージと予後予測に有用な可能性が示唆された.
ISSN:2185-2928
2187-2791
DOI:10.14442/generalist.47.120