幼児教育・保育をめぐる国際的動向—OECDの視点から見た質の向上と保育政策

幼児教育・保育については、対投資効果の点でその重要性が世界各国で認識されている。本稿では、各国での優れた実践とその評価方法に着目した。その上で、1)幼児教育・保育が投資するに値する重要なものとして社会全体が認知すること、2)幼児教育・保育の質の改善のためのシステムを新たに構築すること、3)その効果を立証するために、保育学と教育学が恊働して長期にわたる縦断的研究を行う必要があること、が示唆された。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in教育学研究 Vol. 81; no. 4; pp. 460 - 472
Main Author 鈴木, 正敏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本教育学会 2014
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0387-3161
2187-5278
DOI10.11555/kyoiku.81.4_460

Cover

More Information
Summary:幼児教育・保育については、対投資効果の点でその重要性が世界各国で認識されている。本稿では、各国での優れた実践とその評価方法に着目した。その上で、1)幼児教育・保育が投資するに値する重要なものとして社会全体が認知すること、2)幼児教育・保育の質の改善のためのシステムを新たに構築すること、3)その効果を立証するために、保育学と教育学が恊働して長期にわたる縦断的研究を行う必要があること、が示唆された。
ISSN:0387-3161
2187-5278
DOI:10.11555/kyoiku.81.4_460