超音波検査による内頸動脈狭窄診断におけるドプラ入射角の影響

要旨:頸動脈超音波検査において,ドプラ入射角が測定値に与える影響を検討した。当院で検査が行われた109 頸動脈のCCA 遠位部,およびICA 近位部で入射角45 度と60 度で測定されたPSV を比較検討した。入射角45 度と60 度でのPSV には統計学的な有意差(p < 0.0001)と強い正の相関を認めた。パルスドプラ法で計測されるPSV は入射角の影響が大きく,再現性確保には入射角の固定が望ましい。...

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Published in脈管学 Vol. 54; no. 7; pp. 91 - 96
Main Authors 岡野, 智子, 宮田, 哲郎, 岡本, 宏之, 赤井, 淳, 千明, 真弓, 重松, 邦広, 菅原, 将代
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 2014
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.13-00047

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Summary:要旨:頸動脈超音波検査において,ドプラ入射角が測定値に与える影響を検討した。当院で検査が行われた109 頸動脈のCCA 遠位部,およびICA 近位部で入射角45 度と60 度で測定されたPSV を比較検討した。入射角45 度と60 度でのPSV には統計学的な有意差(p < 0.0001)と強い正の相関を認めた。パルスドプラ法で計測されるPSV は入射角の影響が大きく,再現性確保には入射角の固定が望ましい。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.13-00047