深部静脈血栓症を疑って施行された下肢静脈超音波検査の有病率に関する検討

深部静脈血栓症(DVT)が疑われ,当院生理検査室に依頼された下肢静脈超音波検査108件のうち,新規検査80件を対象とした。患者背景,危険因子,DVTの有病率などを後ろ向きに調査した。DVTは29例(36.2%)に認められた。DVTのスクリーニングにDダイマーが推奨されているが,偽陽性が多いため,検査前確率を上げるために他検査との組み合わせの検討が求められる。...

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Published in脈管学 Vol. 58; no. 9; pp. 145 - 149
Main Authors 桑原, 宏一郎, 加藤, 太門, 山崎, 佐枝子, 三枝, 達也, 海老澤, 聡一朗, 小口, 泰尚, 酒井, 貴弘, 三浦, 崇, 岡田, 綾子, 千田, 啓介, 元木, 博彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 10.09.2018
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.18-00015

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Summary:深部静脈血栓症(DVT)が疑われ,当院生理検査室に依頼された下肢静脈超音波検査108件のうち,新規検査80件を対象とした。患者背景,危険因子,DVTの有病率などを後ろ向きに調査した。DVTは29例(36.2%)に認められた。DVTのスクリーニングにDダイマーが推奨されているが,偽陽性が多いため,検査前確率を上げるために他検査との組み合わせの検討が求められる。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.18-00015