孤立性上腸間膜動脈解離に対するcovered stentを用いた血管内治療
孤立性上腸間膜動脈解離により腸管虚血を呈した症例に対してcovered stentを使用して血管内治療を施行した。対象は2008年から2014年の3例で,急性期は保存療法を施行したものの,腸管虚血症状が遷延するため血管内治療を施行した。急性期成績は良好であり,術後15年,9年,14年が経過しているが,全例covered stentは狭窄なく開存しており,慢性成績も良好であった。孤立性上腸間膜動脈解離に対する血管内治療でcovered stent留置も選択肢になりうると考える。...
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Published in | 脈管学 Vol. 64; no. 5; pp. 91 - 95 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脈管学会
10.08.2024
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0387-1126 1880-8840 |
DOI | 10.7133/jca.24-00019 |
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Summary: | 孤立性上腸間膜動脈解離により腸管虚血を呈した症例に対してcovered stentを使用して血管内治療を施行した。対象は2008年から2014年の3例で,急性期は保存療法を施行したものの,腸管虚血症状が遷延するため血管内治療を施行した。急性期成績は良好であり,術後15年,9年,14年が経過しているが,全例covered stentは狭窄なく開存しており,慢性成績も良好であった。孤立性上腸間膜動脈解離に対する血管内治療でcovered stent留置も選択肢になりうると考える。 |
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ISSN: | 0387-1126 1880-8840 |
DOI: | 10.7133/jca.24-00019 |