サイバーナイフ治療がん患者の リハビリ前後におけるFIMとcFASの調査
【目的】サイバーナイフ治療を施行したがん患者に対するリハビリテーション(以下;リハ) 介入前後のFunctional Independence Measure(以下;FIM)とCancer Functional Assessment Set(以下;cFAS)の変化を調査することである.【対象】2021年4月から2022年3月までの期間に当院に入院し,サイバーナイフ治療を施 行され,リハを実施した40例とした.【方法】調査項目は基本情報として,年齢,性別,入院期間,リハビリ開始までの日数,自宅退院件数,日常生活動作能力の指標としてFIM,運動機能の指標としてcFASを用いて後方視的に調査した.【...
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Published in | 大分県理学療法学 Vol. 16; pp. 8 - 13 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 大分県理学療法士協会
31.03.2023
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Subjects | |
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ISSN | 1349-4783 2434-5431 |
DOI | 10.32227/oitaptj.16-2 |
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Summary: | 【目的】サイバーナイフ治療を施行したがん患者に対するリハビリテーション(以下;リハ) 介入前後のFunctional Independence Measure(以下;FIM)とCancer Functional Assessment Set(以下;cFAS)の変化を調査することである.【対象】2021年4月から2022年3月までの期間に当院に入院し,サイバーナイフ治療を施 行され,リハを実施した40例とした.【方法】調査項目は基本情報として,年齢,性別,入院期間,リハビリ開始までの日数,自宅退院件数,日常生活動作能力の指標としてFIM,運動機能の指標としてcFASを用いて後方視的に調査した.【結果】FIMは介入前118.9 ± 10.2点,運動項目85.1 ± 8.6点,認知項目33.7 ± 2.7点であり,介入後は120.0 ± 10.6点,運動項目86.5 ± 7.2点,認知項目33.6±3.2点であった.cFASは介入前82.4 ± 10.9点,介入後84.7 ± 10.4点であった.FIM,cFASともに介入前後における有意差は認めなかった.【結論】サイバーナイフ治療を施行する患者に対するリハ介入を行うことで,Activities of Daily Living(以下;ADL)および運動機能の維持が図れた. |
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ISSN: | 1349-4783 2434-5431 |
DOI: | 10.32227/oitaptj.16-2 |