中部山岳国立公園内における自然回復緑化事例の報告

積雪寒冷地の国立公園第1種特別地域で実施された,安房トンネル換気立坑周辺コンクリート吹付法面の自然回復緑化事例を報告する。連続繊維複合補強土による自然地形の回復と,植生基盤の造成,地域性種苗による植生復元を実施した。施工後1年目には植被率30 %,施工後4年目で植被率100 %と全面緑化が完成した。また,施工9年後の植生調査では55種の出現数が確認された。地形復元を含む自然回復緑化によって,早期に自然環境を回復していることが確かめられた。...

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Published in日本緑化工学会誌 Vol. 33; no. 1; pp. 211 - 214
Main Authors 高田, 研一, 小泉, 康史, 田中, 淳, 山田, 守
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 2007
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ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.33.211

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Summary:積雪寒冷地の国立公園第1種特別地域で実施された,安房トンネル換気立坑周辺コンクリート吹付法面の自然回復緑化事例を報告する。連続繊維複合補強土による自然地形の回復と,植生基盤の造成,地域性種苗による植生復元を実施した。施工後1年目には植被率30 %,施工後4年目で植被率100 %と全面緑化が完成した。また,施工9年後の植生調査では55種の出現数が確認された。地形復元を含む自然回復緑化によって,早期に自然環境を回復していることが確かめられた。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.33.211