植生基盤材の厚さまたはわらむしろ・育苗シートが積雪寒冷地の緑化植物の生育に与える影響について

北海道は積雪,低温の影響を受け,のり面緑化において必ずしも植物の生育に適した条件であるとは限らない。このため,このような地域ではわらむしろや育苗シートなどの被覆資材を用いて植物を生育する方法が採用される。そこで,一般的な緑化方法である植生基盤材吹きつけ工または被覆資材を施工した箇所について,施工後の土壌の保温性と植物の生育に与える影響を調べた。その結果,植物の初期の生育には被覆資材が効果的であること,植生基盤材の厚さは侵入種を抑制する効果が高いことが明らかになった。...

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Bibliographic Details
Published in日本緑化工学会誌 Vol. 43; no. 1; pp. 327 - 330
Main Authors 山田, 充, 佐藤, 厚子, 山梨, 高裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 2017
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ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.43.327

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Summary:北海道は積雪,低温の影響を受け,のり面緑化において必ずしも植物の生育に適した条件であるとは限らない。このため,このような地域ではわらむしろや育苗シートなどの被覆資材を用いて植物を生育する方法が採用される。そこで,一般的な緑化方法である植生基盤材吹きつけ工または被覆資材を施工した箇所について,施工後の土壌の保温性と植物の生育に与える影響を調べた。その結果,植物の初期の生育には被覆資材が効果的であること,植生基盤材の厚さは侵入種を抑制する効果が高いことが明らかになった。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.43.327