右大腿骨転移性骨腫瘍(胃癌)病的骨折後,広範切除術+TKR後の理学療法
右大腿骨転移性骨腫瘍(胃癌)病的骨折後,患肢温存術(病巣広範切除術+TKR)後の一症例の理学療法について報告する。症例は49歳,男性。2001年4月9日,病巣広範切除+TKR(hinge type,セメントレス)。膝関節周囲筋の大部分を合併切除。2001年4月18日,PT開始。右膝関節不安定性(膝折れ)による,歩行機能障害,右膝関節屈曲制限を主とした問題点を認めた。早期退院を目標にPTプログラムを立案,施行し,2001年5月13日,T-cane,Knee braceにて歩行自立,退院となった。患側下肢立脚期中の膝関節安定性の早期獲得が早期退院を可能とした。また,それを重視したPTの遂行,考察が...
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          | Published in | 理学療法症例報告データライブラリ Vol. 1; no. 1; pp. 87 - 91 | 
|---|---|
| Main Authors | , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            理学療法科学学会
    
        2003
     The Society of Physical Therapy Science  | 
| Subjects | |
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| ISSN | 1347-8745 | 
| DOI | 10.11542/icpt.1.87 | 
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| Summary: | 右大腿骨転移性骨腫瘍(胃癌)病的骨折後,患肢温存術(病巣広範切除術+TKR)後の一症例の理学療法について報告する。症例は49歳,男性。2001年4月9日,病巣広範切除+TKR(hinge type,セメントレス)。膝関節周囲筋の大部分を合併切除。2001年4月18日,PT開始。右膝関節不安定性(膝折れ)による,歩行機能障害,右膝関節屈曲制限を主とした問題点を認めた。早期退院を目標にPTプログラムを立案,施行し,2001年5月13日,T-cane,Knee braceにて歩行自立,退院となった。患側下肢立脚期中の膝関節安定性の早期獲得が早期退院を可能とした。また,それを重視したPTの遂行,考察が特に重要と考えられ,立脚初期からの膝伸展位保持を強調した歩行訓練,荷重訓練が効果的であった。 | 
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| ISSN: | 1347-8745 | 
| DOI: | 10.11542/icpt.1.87 |