頭頸部外科医のためのMRI診断の基礎

マルチスライスCT (MSCT) の普及に伴って, CTでも多断面あるいは三次元的評価が比較的容易に行えるようになった。CTとMRIの特徴をよく理解し, 各病態において最適と考えられるモダリティー, 検査法を選択する必要がある。頭頸部領域の腫瘍性病変におけるMRIの有用性と検査時および画像評価時の留意点につき, 1) 信号強度の評価, 2) 撮像範囲の制約, 3) 体動の影響, 4) 空間分解能, 5) 磁化率アーチファクト, 6) 血管内信号およびMRA, 7) 脂肪信号と脂肪抑制法, 8) 骨・軟骨の評価, 9) perineural spread, を中心として概説した。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in頭頸部癌 Vol. 30; no. 3; pp. 480 - 490
Main Author 小玉, 隆男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本頭頸部癌学会 2004
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1349-5747
1881-8382
DOI10.5981/jjhnc.30.480

Cover

More Information
Summary:マルチスライスCT (MSCT) の普及に伴って, CTでも多断面あるいは三次元的評価が比較的容易に行えるようになった。CTとMRIの特徴をよく理解し, 各病態において最適と考えられるモダリティー, 検査法を選択する必要がある。頭頸部領域の腫瘍性病変におけるMRIの有用性と検査時および画像評価時の留意点につき, 1) 信号強度の評価, 2) 撮像範囲の制約, 3) 体動の影響, 4) 空間分解能, 5) 磁化率アーチファクト, 6) 血管内信号およびMRA, 7) 脂肪信号と脂肪抑制法, 8) 骨・軟骨の評価, 9) perineural spread, を中心として概説した。
ISSN:1349-5747
1881-8382
DOI:10.5981/jjhnc.30.480