副鼻腔炎に対するノルフロキサシン (NFLX) とカルボシステイン (SCMC) 併用効果の検討
1. 副鼻腔炎においてNFLXとSCMCを併用することの意義をNFLX単独投与群38例, SCMCを併用する群36例につき検討した. 有効率は単独群58%, 併用群86%であり, SCMC併用群が良好な結果を示した. なお併用効果はとくに慢性急性増悪例で顕著に認められた. 2. 鼻汁の性状の改善における有効率は単独群73%, 併用群86%, 鼻汁分泌量改善度でも単独群84%, 併用群92%で, ともに併用群が良好な結果を示した. 3. NFLXとSCMCの併用は副鼻腔炎に対する有用な治療法と考えられた....
        Saved in:
      
    
          | Published in | 耳鼻と臨床 Vol. 39; no. 1; pp. 13 - 22 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            耳鼻と臨床会
    
        1993
     | 
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 0447-7227 2185-1034  | 
| DOI | 10.11334/jibi1954.39.1_13 | 
Cover
| Summary: | 1. 副鼻腔炎においてNFLXとSCMCを併用することの意義をNFLX単独投与群38例, SCMCを併用する群36例につき検討した. 有効率は単独群58%, 併用群86%であり, SCMC併用群が良好な結果を示した. なお併用効果はとくに慢性急性増悪例で顕著に認められた. 2. 鼻汁の性状の改善における有効率は単独群73%, 併用群86%, 鼻汁分泌量改善度でも単独群84%, 併用群92%で, ともに併用群が良好な結果を示した. 3. NFLXとSCMCの併用は副鼻腔炎に対する有用な治療法と考えられた. | 
|---|---|
| ISSN: | 0447-7227 2185-1034  | 
| DOI: | 10.11334/jibi1954.39.1_13 |