塩味を強調する梅塩の開発

塩味と酸味物質による相互作用を利用した塩味増強について,クエン酸ならびに梅を用いて,水溶液および固体の両面から検討を行った.水溶液においては,クエン酸添加により塩味が強く感じられ,その作用は食塩水およびクエン酸の濃度により異なっていた.自作した梅干しおよび梅酢を用い,梅パウダー添加塩,梅酢添加塩を調製した.2種類の塩をそれぞれ直接口に含み,食塩と塩味の強さを比較した結果,梅パウダー添加塩,梅酢添加塩は,塩味増強が確認された....

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Published in日本海水学会誌 Vol. 67; no. 4; pp. 219 - 223
Main Authors 遠藤, 由香, 小笠原, 美穂, 奥山, 慧一, 熊谷, 昌則, 高橋, 美子, 石川, 匡子, 松永, 隆司, 秋山, 美展, 佐藤, 史奈
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本海水学会 2013
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ISSN0369-4550
2185-9213
DOI10.11457/swsj.67.219

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Summary:塩味と酸味物質による相互作用を利用した塩味増強について,クエン酸ならびに梅を用いて,水溶液および固体の両面から検討を行った.水溶液においては,クエン酸添加により塩味が強く感じられ,その作用は食塩水およびクエン酸の濃度により異なっていた.自作した梅干しおよび梅酢を用い,梅パウダー添加塩,梅酢添加塩を調製した.2種類の塩をそれぞれ直接口に含み,食塩と塩味の強さを比較した結果,梅パウダー添加塩,梅酢添加塩は,塩味増強が確認された.
ISSN:0369-4550
2185-9213
DOI:10.11457/swsj.67.219