河川堤防の堤体内水位観測結果に基づいた浸透対策工の検討

肝属川水系姶良川を対象に,河川堤防の堤体内水位観測結果に基づいて浸透対策工を検討した事例を報告する。まず,2022年9月から実施している堤体内水位観測について,観測方法と結果を整理した。次に,2022年9月18~19日にかけて上昇した堤体内水位を浸透流解析にて再現できるように,堤体の飽和透水係数と不飽和浸透特性,基礎地盤の飽和透水係数を更新した。最後に,更新した土質定数を用いて浸透対策工を検討した。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in地下水学会誌 Vol. 67; no. 2; pp. 191 - 198
Main Authors 田中 聖二, 伊東 理博, 柿原 結香, 石原 雅規, 野村 竜矢, 佐々木 哲也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本地下水学会 28.05.2025
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0913-4182
2185-5943
DOI10.5917/jagh.67.191

Cover

More Information
Summary:肝属川水系姶良川を対象に,河川堤防の堤体内水位観測結果に基づいて浸透対策工を検討した事例を報告する。まず,2022年9月から実施している堤体内水位観測について,観測方法と結果を整理した。次に,2022年9月18~19日にかけて上昇した堤体内水位を浸透流解析にて再現できるように,堤体の飽和透水係数と不飽和浸透特性,基礎地盤の飽和透水係数を更新した。最後に,更新した土質定数を用いて浸透対策工を検討した。
ISSN:0913-4182
2185-5943
DOI:10.5917/jagh.67.191