高齢者施設感染症情報収集システムへの自動アップロードの試行

目的:高齢者施設感染症情報収集システムの普及の障害になっている手入力の作業手間を省力化するために,介護カルテソフトの電子化の広がりを受けて,電子的な介護カルテから高齢者施設感染症情報収集システムへの自動的なアップロードを実現するための可能性を検討し,その仕様を作成する. 方法:電子的な介護カルテ事業者にその可能性をヒアリングした.その上で高齢者施設感染症情報収集システムへの自動的なアップロードするための仕様を作成する.その上で少数の施設において試行を実施する. 結果:電子的な介護カルテ事業者4社にヒアリングした結果,1社で実現可能であった.そのための仕様を作成し,電子的な介護カルテソフト事業者...

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Published in医療情報学 Vol. 44; no. 1; pp. 39 - 46
Main Authors 桜井, 直美, 栗田, 順子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本医療情報学会 08.04.2024
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ISSN0289-8055
2188-8469
DOI10.14948/jami.44.39

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Summary:目的:高齢者施設感染症情報収集システムの普及の障害になっている手入力の作業手間を省力化するために,介護カルテソフトの電子化の広がりを受けて,電子的な介護カルテから高齢者施設感染症情報収集システムへの自動的なアップロードを実現するための可能性を検討し,その仕様を作成する. 方法:電子的な介護カルテ事業者にその可能性をヒアリングした.その上で高齢者施設感染症情報収集システムへの自動的なアップロードするための仕様を作成する.その上で少数の施設において試行を実施する. 結果:電子的な介護カルテ事業者4社にヒアリングした結果,1社で実現可能であった.そのための仕様を作成し,電子的な介護カルテソフト事業者に提示した.高齢者施設感染症情報収集システムへの自動的なアップロードの試験を2023年9月より開始した.2023年12月10日現在自動アップロードの失敗はなかった.
ISSN:0289-8055
2188-8469
DOI:10.14948/jami.44.39