バイタルサイン測定回数を適正化したことでケアは充実できたか クリニカルパスデータを統計分析して看護ケアの充実を目指す

「はじめに」当院, 聖路加国際病院は病床稼働率が88.1%, 救急車受け入れ台数10,608台, 平均在院日数7.9日 (2016年1月~12月実績) と入院患者の入れ替わりが速い急性期病院である. 電子カルテを導入し, 2003年導入の第三次システムでほぼペーパーレス化を実現している. 消化器・一般外科で運用しているクリニカルパス (以下, パス) は58件 (2018年1月), 運用率は90.6~92.2% (2017年度) である. 今回, 日本クリニカルパス学会学術集会のシンポジウム「質の高いパスを目指そう! ~クリニカルインディケーター活用のノウハウ~」において, 我々のパスのデータ...

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Published in日本クリニカルパス学会誌 Vol. 21; no. 3; pp. 151 - 154
Main Authors 倉岡, 有美子, 鈴木, 研裕, 小板橋, 彩, 嶋田, 元, 岸田, 明博, 藤谷, 育巳, 竹川, 英子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本クリニカルパス学会 10.09.2019
日本クリニカルパス学会
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ISSN2187-6592
2436-1046
DOI10.50842/jjscp.21.3_151

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Summary:「はじめに」当院, 聖路加国際病院は病床稼働率が88.1%, 救急車受け入れ台数10,608台, 平均在院日数7.9日 (2016年1月~12月実績) と入院患者の入れ替わりが速い急性期病院である. 電子カルテを導入し, 2003年導入の第三次システムでほぼペーパーレス化を実現している. 消化器・一般外科で運用しているクリニカルパス (以下, パス) は58件 (2018年1月), 運用率は90.6~92.2% (2017年度) である. 今回, 日本クリニカルパス学会学術集会のシンポジウム「質の高いパスを目指そう! ~クリニカルインディケーター活用のノウハウ~」において, 我々のパスのデータを統計分析し看護ケアの充実に活かした事例を発表する貴重な機会をいただいたので, 改めてその成果を紹介させていただく. 「背景」消化器・一般外科で運用しているパスにおいて, 手術直後は術式によらず既定の間隔 (帰室時, 帰室30分後, 帰室1時間半後, 帰室2時間半後, 帰室4時間半後, その後2時間毎) でバイタルサイン測定をしていた.
ISSN:2187-6592
2436-1046
DOI:10.50842/jjscp.21.3_151