保育職を対象とした腰痛に関するアンケート調査

〔目的〕保育職の腰痛保有状況を調査し , 保育活動および運動習慣との関係性について検討した 。 〔方法〕 年齢 , 勤務時間 , 休憩時間 , 腰痛保有状況 , 保育活動中の作業環境および運動習慣についてインターネッ トによるアンケート調査を実施した 。 〔結果〕 192 名から回答が得られた 。 腰痛を有する者は 157 名 (81.8%) であった。χ2分析の結果 , 腰痛の有る者は腰痛の無い者と比較して, 勤務先での作業台の高さが「適して いない」および作業をおこなうスペースが「十分に無いことが多い」が有意に多かった。また, 腰痛の有る 者は無い者と比較してストレッチの実施日数は有意に多...

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Published in植草学園大学研究紀要 Vol. 16; pp. 47 - 52
Main Authors 實川, 慎子, 入澤, 里子, 窪谷, 珠江, 栗原, ひとみ
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 植草学園大学 31.03.2024
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ISSN1883-5988
2433-555X
DOI10.24683/uekusad.16.0_47

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Summary:〔目的〕保育職の腰痛保有状況を調査し , 保育活動および運動習慣との関係性について検討した 。 〔方法〕 年齢 , 勤務時間 , 休憩時間 , 腰痛保有状況 , 保育活動中の作業環境および運動習慣についてインターネッ トによるアンケート調査を実施した 。 〔結果〕 192 名から回答が得られた 。 腰痛を有する者は 157 名 (81.8%) であった。χ2分析の結果 , 腰痛の有る者は腰痛の無い者と比較して, 勤務先での作業台の高さが「適して いない」および作業をおこなうスペースが「十分に無いことが多い」が有意に多かった。また, 腰痛の有る 者は無い者と比較してストレッチの実施日数は有意に多かったが, 筋力トレーニング実施日数には有意差が 認められなかった。〔結語〕腰痛保有状況は, 作業環境および運動習慣と関係性が認められた。
ISSN:1883-5988
2433-555X
DOI:10.24683/uekusad.16.0_47