CAS後に生じたコレステロール結晶塞栓症の危険因子に関する検討
コレステロール結晶塞栓症 (CCE) はカテーテル操作に伴う重篤な合併症である. CAS後に発生したCCEに関し, 発生率および予測因子に関して検討した. 2005~2013年にCASを施行した症例を対象とした. 35症例中, 術後に持続的な腎機能障害を認めたのは4例であった. うち1例は皮膚所見を伴いCCEと診断された. これら4例は術後有意にGFRが低く, 好酸球数が高かった. また胸部にshaggy aortaを認めた. 多変量解析の結果, 胸部shaggy aortaがCCEの危険因子であった. CASに合併するCCEはまれに経験されるため, 注意する必要がある....
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| Published in | 脳神経外科ジャーナル Vol. 23; no. 12; pp. 981 - 986 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本脳神経外科コングレス
2014
|
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0917-950X 2187-3100 |
| DOI | 10.7887/jcns.23.981 |
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| Summary: | コレステロール結晶塞栓症 (CCE) はカテーテル操作に伴う重篤な合併症である. CAS後に発生したCCEに関し, 発生率および予測因子に関して検討した. 2005~2013年にCASを施行した症例を対象とした. 35症例中, 術後に持続的な腎機能障害を認めたのは4例であった. うち1例は皮膚所見を伴いCCEと診断された. これら4例は術後有意にGFRが低く, 好酸球数が高かった. また胸部にshaggy aortaを認めた. 多変量解析の結果, 胸部shaggy aortaがCCEの危険因子であった. CASに合併するCCEはまれに経験されるため, 注意する必要がある. |
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| ISSN: | 0917-950X 2187-3100 |
| DOI: | 10.7887/jcns.23.981 |