ヒロシマ・アーカイブにおける非専門家による参加型デジタルアーカイブズの構築

「デジタルアーカイブ」の多様化により、これまで利用側であった非専門家である市民が積極的にアーカイブズに取り組む可能性を有している。そうした背景から本稿では、デジタルアーカイブにおける市民参加の新しいアプローチとして、ヒロシマ・アーカイブなどの「多元的デジタルアーカイブズ」の複数の活動の特徴を述べ、それらの有機的な制作環境の実態について言及した。そうした実践からデジタルアーカイブの社会に及ぼす影響について考察を行い、デジタルアーカイブの新しい研究領域として「参加型デジタルアーカイブズ」を述べている。...

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Bibliographic Details
Published inデジタルアーカイブ学会誌 Vol. 2; no. 4; pp. 370 - 375
Main Authors 井上, 洋希, 秦, 那実, 渡邉, 英徳, 田村, 賢哉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published デジタルアーカイブ学会 01.10.2018
Subjects
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ISSN2432-9762
2432-9770
DOI10.24506/jsda.2.4_370

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Summary:「デジタルアーカイブ」の多様化により、これまで利用側であった非専門家である市民が積極的にアーカイブズに取り組む可能性を有している。そうした背景から本稿では、デジタルアーカイブにおける市民参加の新しいアプローチとして、ヒロシマ・アーカイブなどの「多元的デジタルアーカイブズ」の複数の活動の特徴を述べ、それらの有機的な制作環境の実態について言及した。そうした実践からデジタルアーカイブの社会に及ぼす影響について考察を行い、デジタルアーカイブの新しい研究領域として「参加型デジタルアーカイブズ」を述べている。
ISSN:2432-9762
2432-9770
DOI:10.24506/jsda.2.4_370