ブレイン・マシン・インターフェースの基礎と臨床応用
ブレイン・マシン・インターフェース (BMI) とは脳信号から脳活動内容を解読して外部機器等を操作する技術である. BMIは頭蓋内電極を用いる侵襲型と頭皮脳波やNIRS等を用いる非侵襲型に大きく分けられ, 侵襲型には脳表電極を用いる低侵襲型と刺入針電極を用いる高侵襲型がある. 非侵襲型はリハビリテーションへの応用が期待されているのに対して, 侵襲型は重症身体障害者に対する機能補填法が期待されている. 高侵襲型は詳細な脳情報を活用した高性能を特徴とし, 低侵襲型は長期安定性を活かした臨床実用性の高さを特徴とする. 侵襲型では感染リスク低減と利便性向上のためにワイヤレス体内埋込装置の開発が進められ...
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Published in | 脳神経外科ジャーナル Vol. 22; no. 3; pp. 192 - 199 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脳神経外科コングレス
2013
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Subjects | |
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ISSN | 0917-950X 2187-3100 |
DOI | 10.7887/jcns.22.192 |
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Summary: | ブレイン・マシン・インターフェース (BMI) とは脳信号から脳活動内容を解読して外部機器等を操作する技術である. BMIは頭蓋内電極を用いる侵襲型と頭皮脳波やNIRS等を用いる非侵襲型に大きく分けられ, 侵襲型には脳表電極を用いる低侵襲型と刺入針電極を用いる高侵襲型がある. 非侵襲型はリハビリテーションへの応用が期待されているのに対して, 侵襲型は重症身体障害者に対する機能補填法が期待されている. 高侵襲型は詳細な脳情報を活用した高性能を特徴とし, 低侵襲型は長期安定性を活かした臨床実用性の高さを特徴とする. 侵襲型では感染リスク低減と利便性向上のためにワイヤレス体内埋込装置の開発が進められている. |
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ISSN: | 0917-950X 2187-3100 |
DOI: | 10.7887/jcns.22.192 |