分娩介助実習前の学生の気づきを促すための模擬産婦に対するフィードバック研修の試み

これまでに研究者らは、分娩介助実習前の学生に対する分娩介助演習を充実させるため、模擬産婦の養成および胎児心拍陣痛図再生装置の開発に取り組んできた。分娩介助演習において模擬産婦は、分娩第2期のシナリオに沿って産婦を演じ、その後、演習での学生の言動に対して産婦の立場からフィードバックを行う。 これまでに実施してきた演習の評価から、学生の実習前の準備状態を整え、学生が自己の課題を明確化する気づきを得るには双方向性のフィードバックが有用であると考えた。そこで今回、分娩介助実習前の学生の自らの気づきをより一層促すことのできる双方向性フィードバックを目指し、模擬産婦に対して「フィードバック研修」を実施した...

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Published in保健医療福祉科学 Vol. 8; pp. 75 - 82
Main Authors 山本, 英子, 東原, 亜希子, 植竹, 貴子, 北川, 良子, 鈴木, 幸子, 石井, 邦子, 森, 美紀, 青柳, 優子, 川城, 由紀子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 埼玉県立大学保健医療福祉科学学会 31.03.2019
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ISSN2186-750X
2434-5393
DOI10.32256/spujhcs.8.0_75

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Summary:これまでに研究者らは、分娩介助実習前の学生に対する分娩介助演習を充実させるため、模擬産婦の養成および胎児心拍陣痛図再生装置の開発に取り組んできた。分娩介助演習において模擬産婦は、分娩第2期のシナリオに沿って産婦を演じ、その後、演習での学生の言動に対して産婦の立場からフィードバックを行う。 これまでに実施してきた演習の評価から、学生の実習前の準備状態を整え、学生が自己の課題を明確化する気づきを得るには双方向性のフィードバックが有用であると考えた。そこで今回、分娩介助実習前の学生の自らの気づきをより一層促すことのできる双方向性フィードバックを目指し、模擬産婦に対して「フィードバック研修」を実施したので報告する。
ISSN:2186-750X
2434-5393
DOI:10.32256/spujhcs.8.0_75