高度の十二指腸球部変形・胃幽門部狭窄に対して鏡視下手術を施行した1例

症例は30歳の男性。近医にて3年半前に十二指腸潰瘍と診断され抗潰瘍剤による治療を施行していたが,治癒後瘢痕による十二指腸球部変形・幽門狭窄を発症,社会生活が送れない状況となり外科的治療を求め紹介来院となった。本症例に対し,低侵襲を考慮して腹腔鏡補助下胃空腸吻合術を施行した。現在,症状の再発はなく経過している。再建術の選択は意見のわかれる所ではあるが,低侵襲な腹腔鏡手術はよい適応であると考えられた。...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 73; no. 2; pp. 154 - 155
Main Authors 掛川, 輝夫, 冨田, 眞人, 矢作, 芙美子, 三橋, 宏章, 松本, 伸明, 亀山, 哲章, 井上, 史彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 10.12.2008
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ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.73.2_154

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Summary:症例は30歳の男性。近医にて3年半前に十二指腸潰瘍と診断され抗潰瘍剤による治療を施行していたが,治癒後瘢痕による十二指腸球部変形・幽門狭窄を発症,社会生活が送れない状況となり外科的治療を求め紹介来院となった。本症例に対し,低侵襲を考慮して腹腔鏡補助下胃空腸吻合術を施行した。現在,症状の再発はなく経過している。再建術の選択は意見のわかれる所ではあるが,低侵襲な腹腔鏡手術はよい適応であると考えられた。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.73.2_154