膵仮性嚢胞破裂に対し,経消化管・経皮および経乳頭的ドレナージが有効であった1例
今回我々は慢性期膵仮性嚢胞に合併した嚢胞内出血,重症膵炎,感染に対し,経皮的・経消化管的・経乳頭的ドレナージを施行することで感染を制御し,救命し得た症例を経験した。本症例ではEUS下経消化管ドレナージ単独では感染制御は不十分であり,特に後腎傍腔から腸腰筋の感染に対しては経皮的ドレナージが必要となった。炎症の波及した部位に応じてドレナージを留置することが感染制御に必要と考えられた。...
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| Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 73; no. 2; pp. 190 - 191 |
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| Main Authors | , , , , , , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
10.12.2008
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
| DOI | 10.11641/pde.73.2_190 |
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| Summary: | 今回我々は慢性期膵仮性嚢胞に合併した嚢胞内出血,重症膵炎,感染に対し,経皮的・経消化管的・経乳頭的ドレナージを施行することで感染を制御し,救命し得た症例を経験した。本症例ではEUS下経消化管ドレナージ単独では感染制御は不十分であり,特に後腎傍腔から腸腰筋の感染に対しては経皮的ドレナージが必要となった。炎症の波及した部位に応じてドレナージを留置することが感染制御に必要と考えられた。 |
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| ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
| DOI: | 10.11641/pde.73.2_190 |