TPF 療法における減量投与についての検討

TPF 導入化学療法を施行した 82 例を対象として、投与量減量に対する有害事象の軽減効果、および治療効果への影響につき、後方視的に検討した。70 歳以上の高齢者においては標準的な投与量での治療継続が難しく、1 コース目から投与量の減量が必要であると思われた。1 コース目における Grade Ⅳの出現により 2 コース目の減量投与を行った場合、 3 剤の 90%量への減量と、2 剤の 80%量への減量方法では、同等の治療効果と有害事象の抑制効果がみられた。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in耳鼻と臨床 Vol. 63; no. 1; pp. 7 - 14
Main Authors 原田, 生功磨, 伊地知, 圭, 森部, 一穂, 村上, 信五
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 耳鼻と臨床会 20.01.2017
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0447-7227
2185-1034
DOI10.11334/jibi.63.1_7

Cover

More Information
Summary:TPF 導入化学療法を施行した 82 例を対象として、投与量減量に対する有害事象の軽減効果、および治療効果への影響につき、後方視的に検討した。70 歳以上の高齢者においては標準的な投与量での治療継続が難しく、1 コース目から投与量の減量が必要であると思われた。1 コース目における Grade Ⅳの出現により 2 コース目の減量投与を行った場合、 3 剤の 90%量への減量と、2 剤の 80%量への減量方法では、同等の治療効果と有害事象の抑制効果がみられた。
ISSN:0447-7227
2185-1034
DOI:10.11334/jibi.63.1_7