縦横無尽のパス委員会活動 弱みを強みにかえよう

「はじめに」 近森会グループは, 人口比日本一の病床数を持つ高齢化の進んだ高知県において, 常に地域医療にとってなくてはならない病院を目指して「選択と集中」を重視し, 自己変革を続けてきた. 急性期の近森病院(以下, 当院)を中心とした4病院と2つの訪問看護ステーションが高知の駅前に隣接し, 郊外に位置する障がい者の社会復帰・就労支援を行う社会福祉法人から構成されるヘルスケアグループである. その中でも, 当院は, 地域医療支援病院として, 他の医療機関や施設とも有機的な連携を重視し, 急性期から在宅そして社会復帰までシームレスな医療・福祉・ケアを目指している. あらゆる現場に数多くのメディカ...

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Published in日本クリニカルパス学会誌 Vol. 15; no. 1; pp. 39 - 42
Main Author 久保田, 聰美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本クリニカルパス学会 01.03.2013
日本クリニカルパス学会
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ISSN2187-6592
2436-1046
DOI10.50842/jjscp.15.1_39

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Summary:「はじめに」 近森会グループは, 人口比日本一の病床数を持つ高齢化の進んだ高知県において, 常に地域医療にとってなくてはならない病院を目指して「選択と集中」を重視し, 自己変革を続けてきた. 急性期の近森病院(以下, 当院)を中心とした4病院と2つの訪問看護ステーションが高知の駅前に隣接し, 郊外に位置する障がい者の社会復帰・就労支援を行う社会福祉法人から構成されるヘルスケアグループである. その中でも, 当院は, 地域医療支援病院として, 他の医療機関や施設とも有機的な連携を重視し, 急性期から在宅そして社会復帰までシームレスな医療・福祉・ケアを目指している. あらゆる現場に数多くのメディカルスタッフを配置し, 先駆的なチーム医療を推進するツールとして, クリニカルパスや連携パスも積極的に活用してきた. そうした背景の下, 当院のパス委員会は2000年に発足している. 発足以来多職種協働をカタチにするべく積極的に活動してきたものの, 振り返れば様々な課題と向かい合う歴史があった.
ISSN:2187-6592
2436-1046
DOI:10.50842/jjscp.15.1_39