Compression Hip Screw (C. H. S.) 成績不良例の検討

我々がC. H. S. で治療した大腿骨頸部外側骨折50例のうち不良例は4例だった. うち3例を症例報告しその原因について検討をくわえた. いずれの症例でも, 内後方の骨皮質の連続性が保たれておらず荷重に対する支持性が十分でなく, ラグスクリューは安定した内固定が得られる位置へ挿入されていなかった. 大腿骨頸部外側骨折をC. H. S. をもちいて治療する場合, 正確な整復のもとに安定した内固定が得られる位置ヘラグスクリューを挿入することが重要とおもわれる....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 45; no. 1; pp. 194 - 198
Main Authors 田中, 邦彦, 宮崎, 健, 伊藤, 謙三, 吉井, 祥二, 中光, 紳一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.03.1996
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.45.194

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Summary:我々がC. H. S. で治療した大腿骨頸部外側骨折50例のうち不良例は4例だった. うち3例を症例報告しその原因について検討をくわえた. いずれの症例でも, 内後方の骨皮質の連続性が保たれておらず荷重に対する支持性が十分でなく, ラグスクリューは安定した内固定が得られる位置へ挿入されていなかった. 大腿骨頸部外側骨折をC. H. S. をもちいて治療する場合, 正確な整復のもとに安定した内固定が得られる位置ヘラグスクリューを挿入することが重要とおもわれる.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.45.194