改良型合併処理浄化槽における厨芥と生活排水の同時処理に関する研究

本研究では, 厨芥を水を加えながらディスポーザーにより破砕した後, 改良型の合併処理浄化槽に投入する実験を行い, 厨芥と生活排水の同時処理について検討した.その際に, 合併処理浄化槽内の水の移送方法を変化させ, 最適な運転条件に関する検討を行った.実験結果から, 厨芥投入後の処理水質は, 投入前の処理水質と比較して, ほとんど変化はなかった.また処理水質は, 一般的な活性汚泥法よりも低い値を示した.本実験における最適な運転条件は, 最終沈殿槽からし尿槽への水の移送をエアーリフトを用いて行い, それ以外の水の移送は全てオーバーフローで行う方法であった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in環境技術 Vol. 30; no. 10; pp. 810 - 817
Main Authors 関根, 雅彦, 今井, 剛, 樋口, 隆哉, 浮田, 正夫, 深川, 勝之
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 環境技術学会 2001
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0388-9459
1882-8590
DOI10.5956/jriet.30.810

Cover

More Information
Summary:本研究では, 厨芥を水を加えながらディスポーザーにより破砕した後, 改良型の合併処理浄化槽に投入する実験を行い, 厨芥と生活排水の同時処理について検討した.その際に, 合併処理浄化槽内の水の移送方法を変化させ, 最適な運転条件に関する検討を行った.実験結果から, 厨芥投入後の処理水質は, 投入前の処理水質と比較して, ほとんど変化はなかった.また処理水質は, 一般的な活性汚泥法よりも低い値を示した.本実験における最適な運転条件は, 最終沈殿槽からし尿槽への水の移送をエアーリフトを用いて行い, それ以外の水の移送は全てオーバーフローで行う方法であった.
ISSN:0388-9459
1882-8590
DOI:10.5956/jriet.30.810