らい神経炎の1例
ブラジル在住の33歳日本人男性にみられたらい神経炎を報告する.本例は関節炎様症状で発症し,次いで四肢遠位部優位の感覚障害が加わった.皮膚および腓腹神経生検でBT型らいと診断された.近年本邦ではらいの発症は年間数人程度でかつ一部地域に限局しているが,海外からの渡航者も増加傾向にあることから,末梢神経障害の鑑別上本症も念頭におく必要がある....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 83; no. 11; pp. 1984 - 1985 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
1994
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.83.1984 |
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Summary: | ブラジル在住の33歳日本人男性にみられたらい神経炎を報告する.本例は関節炎様症状で発症し,次いで四肢遠位部優位の感覚障害が加わった.皮膚および腓腹神経生検でBT型らいと診断された.近年本邦ではらいの発症は年間数人程度でかつ一部地域に限局しているが,海外からの渡航者も増加傾向にあることから,末梢神経障害の鑑別上本症も念頭におく必要がある. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.83.1984 |