呼吸器感染症に対するS-1108の臨床的検討
新しく開発されたエステル型経口セフェム系抗生物質であるS-1108の呼吸器感染症に対する有用性を検討する目的で, 臨床的検討を行った。 対象は呼吸器感染症5例で, 疾患は急性気管支炎4例と急性細菌性肺炎1例である。 本剤の投与方法は1回100mg~200mgを1日3回毎食後に経口投与した。投与量は300mg/日が3例, 450mg/日が1例および600mg/日が1例で, 投与期間は3~14日であった。 臨床成績は5例中有効2例, やや有効2例, 無効1例で有効率2/5であった。 副作用および臨床検査値異常は1例も見られなかった。...
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          | Published in | CHEMOTHERAPY Vol. 41; no. Supplement1; pp. 735 - 737 | 
|---|---|
| Main Authors | , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            公益社団法人 日本化学療法学会
    
        1993
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 0009-3165 1884-5894  | 
| DOI | 10.11250/chemotherapy1953.41.Supplement1_735 | 
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| Summary: | 新しく開発されたエステル型経口セフェム系抗生物質であるS-1108の呼吸器感染症に対する有用性を検討する目的で, 臨床的検討を行った。 対象は呼吸器感染症5例で, 疾患は急性気管支炎4例と急性細菌性肺炎1例である。 本剤の投与方法は1回100mg~200mgを1日3回毎食後に経口投与した。投与量は300mg/日が3例, 450mg/日が1例および600mg/日が1例で, 投与期間は3~14日であった。 臨床成績は5例中有効2例, やや有効2例, 無効1例で有効率2/5であった。 副作用および臨床検査値異常は1例も見られなかった。 | 
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| ISSN: | 0009-3165 1884-5894  | 
| DOI: | 10.11250/chemotherapy1953.41.Supplement1_735 |