診療参加型臨床実習に対する学生の意識・考え方の調査

【目的】学生が学習しやすい診療参加型臨床実習の教育体制・教育計画・教育者(Clinical Educator:以下CE)の関わり方を明らかにするために,診療参加型臨床実習に対する学生の意識・考え方を調査した。【方法】対象は,2019年に川崎医科大学附属病院で臨床実習を受けた川崎医療福祉大学の4年次学生6名とした。臨床実習の教育体制は,多様な疾患領域の理学療法教育を目標とし,学生1名に対してCEが4~5名で構成される学生教育グループを構成した。実習終了後,1.教育体制・教育計画 2.CEの学生への関わり方について,質問紙調査を行った。【結果】多様な疾患領域を経験できる教育体制は,学生の満足度が高...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in理学療法おかやま Vol. 3; no. 1; pp. 9 - 15
Main Authors 児玉, 慎吾, 藤田, 大介, 花山, 耕三, 吉田, 耕治, 杉, 優子, 佐藤, 宏樹, 中野, 直美, 篠永, 篤志, 岡田, 有司, 明尾, 高幸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 岡山県理学療法士会 01.12.2022
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0919-9829
2759-2111
DOI10.60364/opta.3.1_9

Cover

More Information
Summary:【目的】学生が学習しやすい診療参加型臨床実習の教育体制・教育計画・教育者(Clinical Educator:以下CE)の関わり方を明らかにするために,診療参加型臨床実習に対する学生の意識・考え方を調査した。【方法】対象は,2019年に川崎医科大学附属病院で臨床実習を受けた川崎医療福祉大学の4年次学生6名とした。臨床実習の教育体制は,多様な疾患領域の理学療法教育を目標とし,学生1名に対してCEが4~5名で構成される学生教育グループを構成した。実習終了後,1.教育体制・教育計画 2.CEの学生への関わり方について,質問紙調査を行った。【結果】多様な疾患領域を経験できる教育体制は,学生の満足度が高かった。CE1名の継続した教育期間は,2週間の期間が適切と学生が考えていた。【結論】学生が学習しやすい診療参加型臨床実習を行う上で,多様な疾患領域が経験できる教育体制,CE1名が最低2週間は継続して教育を行う教育計画,学生の学習を継続的に支援するCEの学生への関わり方は,重要である。
ISSN:0919-9829
2759-2111
DOI:10.60364/opta.3.1_9