同側性に発生した肺癌と原発巣不明肺門リンパ節癌の1切除例
症例は70歳, 女性. 咳嗽を主訴に当院を受診した. 胸部レントゲン及び胸部CT上, 左S6の3.5cm大の腫瘤と肺門リンパ節 (#10) 腫大を認めた. 腫瘤の気管支鏡下生検にて腺癌と診断され, 2001年10月31日, 手術を施行した. 左下葉切除とリンパ節郭清をおこなったところ, 腫瘤は中分化型腺癌 (P-T2NOMO stage IB) #10~12肺門リンパ節は小細胞癌 (P-TONlMO stage IIA) であった. 術後化学療法をおこない, 22ヵ月後の現在, 再発や新たな病変の出現を認めていない....
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Published in | 日本呼吸器外科学会雑誌 Vol. 18; no. 4; pp. 593 - 596 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
15.05.2004
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Subjects | |
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ISSN | 0919-0945 1881-4158 |
DOI | 10.2995/jacsurg.18.4_593 |
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Summary: | 症例は70歳, 女性. 咳嗽を主訴に当院を受診した. 胸部レントゲン及び胸部CT上, 左S6の3.5cm大の腫瘤と肺門リンパ節 (#10) 腫大を認めた. 腫瘤の気管支鏡下生検にて腺癌と診断され, 2001年10月31日, 手術を施行した. 左下葉切除とリンパ節郭清をおこなったところ, 腫瘤は中分化型腺癌 (P-T2NOMO stage IB) #10~12肺門リンパ節は小細胞癌 (P-TONlMO stage IIA) であった. 術後化学療法をおこない, 22ヵ月後の現在, 再発や新たな病変の出現を認めていない. |
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ISSN: | 0919-0945 1881-4158 |
DOI: | 10.2995/jacsurg.18.4_593 |