肺Langerhans細胞性組織球症の1例

症例は19歳,男性. 17歳時より1日20本の喫煙歴あり.検診にて胸部異常陰影を指摘され,胸部CTでは両側上肺野に多発性嚢胞性病変を認めた.気管支肺胞洗浄液(BALF)の塗抹標本にてCDla陽性細胞およびS-100陽性細胞の増加を認め,胸腔鏡下肺生検により肺Langerhans細胞性組織球症(肺LCH)の診断が得られた.肺LCHは喫煙の関与が指摘されている稀な疾患であり,文献的考察を加えて報告する....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 91; no. 9; pp. 2765 - 2767
Main Authors 金廣, 有彦, 谷本, 光音, 柴山, 卓夫, 片岡, 幹男, 山鳥, 一郎, 清水, 信義, 佐久, 川亮, 谷本, 安, 宮原, 信明, 伊達, 洋至
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.09.2002
Subjects
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.91.2765

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Summary:症例は19歳,男性. 17歳時より1日20本の喫煙歴あり.検診にて胸部異常陰影を指摘され,胸部CTでは両側上肺野に多発性嚢胞性病変を認めた.気管支肺胞洗浄液(BALF)の塗抹標本にてCDla陽性細胞およびS-100陽性細胞の増加を認め,胸腔鏡下肺生検により肺Langerhans細胞性組織球症(肺LCH)の診断が得られた.肺LCHは喫煙の関与が指摘されている稀な疾患であり,文献的考察を加えて報告する.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.91.2765