UMLステートチャートの整形性判定とその検証

本稿では、UML ステートチャートの整形性判定手続きを提案する。この手続きは、ステートチャートにおいて、状態遷移が決定的であること、適切に完了遷移や履歴指示子が用いられていることを判定する。これは未定義な振る舞いや、曖昧な振る舞いを表す記述を取り除く助けとなる。また、整形性判定の際に生成したグラフを用いた、ステートチャートのモデル検査手続きについて述べる。これによって未定義な振る舞いを含まないモデルを対象としたモデル検査が可能となる。...

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Bibliographic Details
Published in日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 p. 3A4
Main Authors 米崎, 直樹, 安藤, 崇央, 青島, 武伸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ソフトウェア科学会 2002
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ISSN1349-3515
DOI10.11309/jssstconference.19.0.3A4.0

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Summary:本稿では、UML ステートチャートの整形性判定手続きを提案する。この手続きは、ステートチャートにおいて、状態遷移が決定的であること、適切に完了遷移や履歴指示子が用いられていることを判定する。これは未定義な振る舞いや、曖昧な振る舞いを表す記述を取り除く助けとなる。また、整形性判定の際に生成したグラフを用いた、ステートチャートのモデル検査手続きについて述べる。これによって未定義な振る舞いを含まないモデルを対象としたモデル検査が可能となる。
Bibliography:3A-4
ISSN:1349-3515
DOI:10.11309/jssstconference.19.0.3A4.0