最新の抗生物質XIII BRL 25000 (Clavulanic acid/Amoxicillin)

近年, β-ラクタム系抗生物質 (ペニシリン系及びセファロスポリン系) が数多く開発され感染症の治療に貢献している。しかし一方では, 耐性菌も年々増加しており, 感染症治療上の大きな問題となつている。これらの耐性菌の耐性機構としては, 細菌の産生するβ-Lactamase (ペニシリン又はセファロスポリン分解酵素) によってβ-ラクタム剤が不活化されることが主な原因として知られている1)。...

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Bibliographic Details
Published inThe Japanese Journal of Antibiotics Vol. 38; no. 8; pp. 2011 - 2025
Main Author 真下, 啓明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本感染症医薬品協会 1985
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ISSN0368-2781
2186-5477
DOI10.11553/antibiotics1968b.38.2011

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Summary:近年, β-ラクタム系抗生物質 (ペニシリン系及びセファロスポリン系) が数多く開発され感染症の治療に貢献している。しかし一方では, 耐性菌も年々増加しており, 感染症治療上の大きな問題となつている。これらの耐性菌の耐性機構としては, 細菌の産生するβ-Lactamase (ペニシリン又はセファロスポリン分解酵素) によってβ-ラクタム剤が不活化されることが主な原因として知られている1)。
ISSN:0368-2781
2186-5477
DOI:10.11553/antibiotics1968b.38.2011