α線核種(223Ra)を使った去勢抵抗性前立腺癌における骨転移治療
転移性去勢抵抗性前立腺癌に対する治療として,α線放出核種である塩化ラジウムが承認された。塩化ラジウムとプラセボの無作為第III相試験であるALSYMPCA studyで,関連事象の抑制効果に加えて生存率の向上が確認され,転移性去勢抵抗性前立腺癌における臨床的有用性が期待される。しかし,その至適使用方法確立には,未だ解決すべき課題があることを認識して,日常臨床で使用していくことが望まれる。...
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Published in | RADIOISOTOPES Vol. 66; no. 12; pp. 695 - 700 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本アイソトープ協会
2017
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0033-8303 1884-4111 |
DOI | 10.3769/radioisotopes.66.695 |
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Summary: | 転移性去勢抵抗性前立腺癌に対する治療として,α線放出核種である塩化ラジウムが承認された。塩化ラジウムとプラセボの無作為第III相試験であるALSYMPCA studyで,関連事象の抑制効果に加えて生存率の向上が確認され,転移性去勢抵抗性前立腺癌における臨床的有用性が期待される。しかし,その至適使用方法確立には,未だ解決すべき課題があることを認識して,日常臨床で使用していくことが望まれる。 |
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ISSN: | 0033-8303 1884-4111 |
DOI: | 10.3769/radioisotopes.66.695 |