ストリーム処理に適した効率的 XML データバインディングツールの提案

ネットワーク越しや巨大なXML 文書を効率的に処理するには,メモリ使用量やレスポンスタイムの面からストリーム処理が重要である.一方で,複雑な階層構造や処理に対応するためには,直観的かつ抽象度の高いプログラム記述性も求められる.そこで本研究では,ストリーム処理に適したデータバインディングツールを提案する.本ツールは,ユーザに対してはXML 文書を型づけされた木構造として見せる一方で,プログラム内部では木の各部分を必要に応じて作成することで,上記の特徴の実現を目指す.加えて,XML 文書の各部位をどのようなデータ構造にマッピングするかユーザが指定可能とすることにより,データ処理側のプログラムの記述...

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Bibliographic Details
Published in日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 p. 6E2
Main Authors 鎌田, 十三郎, 新村, 健治, 田村, 直之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ソフトウェア科学会 2002
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ISSN1349-3515
DOI10.11309/jssstconference.19.0.6E2.0

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Summary:ネットワーク越しや巨大なXML 文書を効率的に処理するには,メモリ使用量やレスポンスタイムの面からストリーム処理が重要である.一方で,複雑な階層構造や処理に対応するためには,直観的かつ抽象度の高いプログラム記述性も求められる.そこで本研究では,ストリーム処理に適したデータバインディングツールを提案する.本ツールは,ユーザに対してはXML 文書を型づけされた木構造として見せる一方で,プログラム内部では木の各部分を必要に応じて作成することで,上記の特徴の実現を目指す.加えて,XML 文書の各部位をどのようなデータ構造にマッピングするかユーザが指定可能とすることにより,データ処理側のプログラムの記述性・再利用性の向上を目指す.
Bibliography:6E-2
ISSN:1349-3515
DOI:10.11309/jssstconference.19.0.6E2.0