第29回イムノアッセイ検査 全国コントロールサーベイ成績報告要旨(2007年)

第29回イムノアッセイ検査全国コントロールサーベイ結果を報告した。参加施設数は114,サーベイ対象は,ホルモン,腫瘍マーカー,薬物など34項目であった。non-RI法による参加が約90%を占めた。試料は,市販の管理血清4種類及び22施設に対してはヒトプール血清を同時に配布し,調査した。結果は,全項目キット内・キット間変動ともほぼ例年通りのばらつきを示し,キット内変動10%以内の項目が76%を占め,かろうじて満足できる結果であった。ヒトプール血清を使用したときばらつきが多くの項目で改善することは,市販管理血清を用いたサーベイ結果は再評価を要する部分のあることを示唆する。...

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Published inRADIOISOTOPES Vol. 57; no. 10; pp. 617 - 668
Main Author 社団法人 日本アイソトープ協会 医学・薬学部会, インビトロテスト専門委員会,イムノアッセイ研究会
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 2008
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ISSN0033-8303
1884-4111
DOI10.3769/radioisotopes.57.617

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Summary:第29回イムノアッセイ検査全国コントロールサーベイ結果を報告した。参加施設数は114,サーベイ対象は,ホルモン,腫瘍マーカー,薬物など34項目であった。non-RI法による参加が約90%を占めた。試料は,市販の管理血清4種類及び22施設に対してはヒトプール血清を同時に配布し,調査した。結果は,全項目キット内・キット間変動ともほぼ例年通りのばらつきを示し,キット内変動10%以内の項目が76%を占め,かろうじて満足できる結果であった。ヒトプール血清を使用したときばらつきが多くの項目で改善することは,市販管理血清を用いたサーベイ結果は再評価を要する部分のあることを示唆する。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.57.617