機能的固着を抑制できる拡散的思考課題の検討
創造性の研究に用いられるAlternative Uses Task(AUT)は機能的固着によって発想が妨げられる可能性が指摘されている。そこで本研究では機能的固着の影響を受けにくい拡散的思考課題の提案および有効性の検証を目的とした。実験は現実環境とVRによる仮想環境下で実施しAUTと新たに提案する実験課題をそれぞれ遂行させた。実験の結果,本研究で提案した課題は十分な信頼性と有効性が示された。今後,機能的固着を完全に排除するために,課題のデザインについてさらに検討する。...
Saved in:
Published in | 人間工学 Vol. 61; no. Supplement; p. 2C07-02 |
---|---|
Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本人間工学会
21.05.2025
|
Online Access | Get full text |
ISSN | 0549-4974 1884-2844 |
DOI | 10.5100/jje.61.2C07-02 |
Cover
Summary: | 創造性の研究に用いられるAlternative Uses Task(AUT)は機能的固着によって発想が妨げられる可能性が指摘されている。そこで本研究では機能的固着の影響を受けにくい拡散的思考課題の提案および有効性の検証を目的とした。実験は現実環境とVRによる仮想環境下で実施しAUTと新たに提案する実験課題をそれぞれ遂行させた。実験の結果,本研究で提案した課題は十分な信頼性と有効性が示された。今後,機能的固着を完全に排除するために,課題のデザインについてさらに検討する。 |
---|---|
ISSN: | 0549-4974 1884-2844 |
DOI: | 10.5100/jje.61.2C07-02 |