国際活躍人材の育成と自己形成

研究,教育を職務とする以上,その活動に国境はなく,国際的な枠組みの中で行動することになる。大きな枠組み,組織の中で国際プログラムは進展するが,実際に動かしているのは個人と個人との関係であり,個人間での信頼の上に成り立つ関係である。そのためには我々自身が相手にとって信頼される,そして役に立つ人間であることが前提である。学部学生,大学院生,若手教員,指導的な立場,それぞれの時代で国の内外にかかわらずに交流の輪を広げ続けることが,自らのネットワークの拡大,活躍の場の開拓につながる。海外に出ることも重要であるが,国内でも留学生との交流など国際的な活動は可能である。各専門学会においては,若手人材が参加し...

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Published in日本歯科医学会連合雑誌 p. 25-004
Main Author 田上 順次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本歯科医学会連合 2025
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ISSN2758-2396
2758-2388
DOI10.57468/jjdsf.25-004

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Summary:研究,教育を職務とする以上,その活動に国境はなく,国際的な枠組みの中で行動することになる。大きな枠組み,組織の中で国際プログラムは進展するが,実際に動かしているのは個人と個人との関係であり,個人間での信頼の上に成り立つ関係である。そのためには我々自身が相手にとって信頼される,そして役に立つ人間であることが前提である。学部学生,大学院生,若手教員,指導的な立場,それぞれの時代で国の内外にかかわらずに交流の輪を広げ続けることが,自らのネットワークの拡大,活躍の場の開拓につながる。海外に出ることも重要であるが,国内でも留学生との交流など国際的な活動は可能である。各専門学会においては,若手人材が参加しやすい国際的なプログラムを提供すべきである。学部や教室においてはより戦略的な取り組みにより,国際的な活動を推進すべきである。
ISSN:2758-2396
2758-2388
DOI:10.57468/jjdsf.25-004