早期体験学習としての調剤学入門(実習)の試み

「緒言」2006年度からの薬学教育6年制への移行に伴い, 臨床現場で活躍する薬剤師像を早期に体感させ, 学習に対する意欲を高揚させることを目的として, 「薬学教育モデル・コアカリキュラム」においては, 病院, 調剤薬局, 製薬企業, 保健・福祉などの分野で薬剤師が活躍する現場を見学する早期体験学習の実施が求められている. 臨床薬剤師の育成を目指す同志社女子大学薬学部医療薬学科では, 他大学でも行われている薬剤師の活躍する現場の見学というスタイルに加え, 入学後早期において薬剤師の基本となる調剤を実際に経験させることで, 薬という物を身近に感じさせ, 薬学を学ぶにあたってのモチベーションを維持・...

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Published in医療薬学 Vol. 33; no. 7; pp. 634 - 644
Main Authors 国府, 美里, 成橋, 和正, 西村, 亜佐子, 森田, 邦彦, 芝田, 信人
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人日本医療薬学会 2007
日本医療薬学会
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ISSN1346-342X
1882-1499
DOI10.5649/jjphcs.33.634

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Summary:「緒言」2006年度からの薬学教育6年制への移行に伴い, 臨床現場で活躍する薬剤師像を早期に体感させ, 学習に対する意欲を高揚させることを目的として, 「薬学教育モデル・コアカリキュラム」においては, 病院, 調剤薬局, 製薬企業, 保健・福祉などの分野で薬剤師が活躍する現場を見学する早期体験学習の実施が求められている. 臨床薬剤師の育成を目指す同志社女子大学薬学部医療薬学科では, 他大学でも行われている薬剤師の活躍する現場の見学というスタイルに加え, 入学後早期において薬剤師の基本となる調剤を実際に経験させることで, 薬という物を身近に感じさせ, 薬学を学ぶにあたってのモチベーションを維持・向上させることを目的とした調剤学入門(実習)を早期体験実習の一環として導入した. 「方法」[実施対象] 本教育プログラムは, 2005年度に同志社女子大学薬学部に入学した第1期生(4年制第1期生)148名に対して実施し, その成果を評価した. [実習項目と達成目標] 本カリキュラムは, 1年次の春学期(4月~7月)において, 全13回の90分授業の中で実施した.
ISSN:1346-342X
1882-1499
DOI:10.5649/jjphcs.33.634