cyp51A遺伝子バリアントによる日本産Aspergillus oryzaeのA. flavusからの判別の試み
Aspergillus section Flaviに属する菌種には, 日本の伝統的醸造に重要なAspergillus oryzaeと, アフラトキシン産生能を有するA. flavusが含まれる. 両菌種を遺伝学的に判別するのは, ゲノムが99%以上同一のため非常に至難である. 近年, 両菌種の判別指標としてcyp51A遺伝子バリアントが提唱された. 今回, 本指標を日本産A. oryzaeに適用したところ, 判別結果が菌種に合致しない菌株が複数, 見出された....
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Published in | マイコトキシン p. 75-2-1 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
日本マイコトキシン学会
31.07.2025
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Subjects | |
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ISSN | 0285-1466 1881-0128 |
DOI | 10.2520/myco.75-2-1 |
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Summary: | Aspergillus section Flaviに属する菌種には, 日本の伝統的醸造に重要なAspergillus oryzaeと, アフラトキシン産生能を有するA. flavusが含まれる. 両菌種を遺伝学的に判別するのは, ゲノムが99%以上同一のため非常に至難である. 近年, 両菌種の判別指標としてcyp51A遺伝子バリアントが提唱された. 今回, 本指標を日本産A. oryzaeに適用したところ, 判別結果が菌種に合致しない菌株が複数, 見出された. |
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ISSN: | 0285-1466 1881-0128 |
DOI: | 10.2520/myco.75-2-1 |