JACVSD 入力の効率化と信頼性の向上のためのイベント型データベースの研究

2001年よりデータ収集が開始されている日本成人心臓血管外科データベース(JACVSD)は,今後All Japanのデータを世界へ向けて発信するための素晴らしい基盤となりうると考えられているが,数百項目の入力をすべての症例に対して入力するということは非常にストレスの多い作業であり,多忙な通常診療業務に更なる圧迫を加えかねないのが現状である.われわれの施設では,2004年からFilemaker Proを使用した独自のシステムを開発し活用しており,手術データ管理,医療書類作成支援,入退院手術スケジュール管理,認定医点数管理,当直当番管理などさまざまな機能を統合している.今回JACVSD入力システム...

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Published in日本心臓血管外科学会雑誌 Vol. 42; no. 1; pp. 76 - 81
Main Authors 秋山, 謙次, 和久井, 真司, 塩野, 元美, 瀬在, 明, 秦, 光賢, 高坂, 彩子, 吉開, 範章
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会 15.01.2013
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ISSN0285-1474
1883-4108
DOI10.4326/jjcvs.42.76

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Summary:2001年よりデータ収集が開始されている日本成人心臓血管外科データベース(JACVSD)は,今後All Japanのデータを世界へ向けて発信するための素晴らしい基盤となりうると考えられているが,数百項目の入力をすべての症例に対して入力するということは非常にストレスの多い作業であり,多忙な通常診療業務に更なる圧迫を加えかねないのが現状である.われわれの施設では,2004年からFilemaker Proを使用した独自のシステムを開発し活用しており,手術データ管理,医療書類作成支援,入退院手術スケジュール管理,認定医点数管理,当直当番管理などさまざまな機能を統合している.今回JACVSD入力システムを付加し,約5割のJACVSD入力項目が通常の書類作成作業による入力で自動的に入力され,良好な結果を得ている.なお,本システムは2007年には知的財産所有権(プログラム登録 題号 医療書類作成支援システム 登録番号 P第9126号-1)を所有した.
ISSN:0285-1474
1883-4108
DOI:10.4326/jjcvs.42.76