厚生労働省「医療の安全の確保に向けた医療事故による死亡の原因究明・再発防止等の在り方に関する試案」 (第三次試案) に対するパブリックコメントからみたその問題点

• Published in: 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 29; no. 7; pp. 905 - 910
• Main Authors: 客野, 宮治, 木内, 淳子, 野坂, 修一, 江原, 一雅, 瀬尾, 憲正
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 日本臨床麻酔学会 13.11.2009
• Subjects: 医療安全; 厚生労働省; 第三次試案
• ISSN: 0285-4945; 1349-9149
• DOI: 10.2199/jjsca.29.905

厚生労働省 (厚労省) は, 診療関連死に関する第三次試案を2008年4月に発表し, そのパブリックコメントを募集した. 応募したのは2008年6月末の時点で58団体, 404個人であった. 学会および医療団体では39団体が応募し, 6団体が賛成でそれ以外は反対または修正であった. 個人も95%が反対または修正であった. 賛成を表明した団体においてもさまざまな問題点を指摘しており, 本試案の問題点の多さをうかがわせた.