引用データによって強化された学術情報データベースをいかに評価するか
引用文献は,情報専門家が雑誌収集を最適化する際の優れたツールのみならず,雑誌記事のタイトルによって,抄録の自由語や雑誌記事のフルテキストでは探せない関連文献を探せる有効な手段である。近年,引用文献で強化されたデータベースが多々出ている。著者はこれらのデータベースのうちでWeb of Science, Scopus, Google Scholarの評価比較を行った。評価としてデータベースのサイズ,最新性,主題,文献タイプについて解説した。Google Scholarの弱点,Scopus, Web of Scienceの強みを論じた。かようのデータベースを作成する場合のソフトウエアにも触れた。また...
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| Published in | 情報管理 Vol. 48; no. 12; pp. 763 - 774 |
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| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
国立研究開発法人 科学技術振興機構
2006
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0021-7298 1347-1597 |
| DOI | 10.1241/johokanri.48.763 |
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| Summary: | 引用文献は,情報専門家が雑誌収集を最適化する際の優れたツールのみならず,雑誌記事のタイトルによって,抄録の自由語や雑誌記事のフルテキストでは探せない関連文献を探せる有効な手段である。近年,引用文献で強化されたデータベースが多々出ている。著者はこれらのデータベースのうちでWeb of Science, Scopus, Google Scholarの評価比較を行った。評価としてデータベースのサイズ,最新性,主題,文献タイプについて解説した。Google Scholarの弱点,Scopus, Web of Scienceの強みを論じた。かようのデータベースを作成する場合のソフトウエアにも触れた。また,検索された引用文献のソート機能,相対的引用頻度の重要性を認め,それら機能の実現を提案している。 |
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| ISSN: | 0021-7298 1347-1597 |
| DOI: | 10.1241/johokanri.48.763 |