中学高校での英語教育で英語が習得出来ない訳 学生の性格型から英語教育を考える

(要旨)今までの著者らのアンケート調査では,英語が不得意と思う学生が多かった。その原因が多数の学生の性格型に合っていない英語教育法にあると予想し,確かめた。学生の性格の違いは,勉強への意欲や勉強法の違い・成績や習得の違いとなって現れると考えられる。今回は,アンケートによって学生の性格から見たニーズを明らかにし,性格の違う学生が自分に合った勉強の仕方を出来るようにする教材について検討した。アンケートの結果,活発型の学生が多かった。活発型の学生は,集中力を求められる授業が苦手であり,学習の成果が得られないことが分かった。また,学習の成果を得るには,理解できることが重要であると考えられ,英語のあらゆ...

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Published in植草学園大学研究紀要 Vol. 13; no. 13; pp. 5 - 16
Main Authors 長谷川, 修治, 安藤, 則夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 植草学園大学 31.03.2021
植草学園大学
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ISSN1883-5988
2433-555X
DOI10.24683/uekusad.13.0_5

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Summary:(要旨)今までの著者らのアンケート調査では,英語が不得意と思う学生が多かった。その原因が多数の学生の性格型に合っていない英語教育法にあると予想し,確かめた。学生の性格の違いは,勉強への意欲や勉強法の違い・成績や習得の違いとなって現れると考えられる。今回は,アンケートによって学生の性格から見たニーズを明らかにし,性格の違う学生が自分に合った勉強の仕方を出来るようにする教材について検討した。アンケートの結果,活発型の学生が多かった。活発型の学生は,集中力を求められる授業が苦手であり,学習の成果が得られないことが分かった。また,学習の成果を得るには,理解できることが重要であると考えられ,英語のあらゆる面での理解が簡単に得られる教材について検討した。それは,集中力が弱くても飽きさせない英語の持つ多層的情報が得られやすい教材であると予想され,そのような教材の可能性について検討した。
ISSN:1883-5988
2433-555X
DOI:10.24683/uekusad.13.0_5