潜堤周辺における海浜流場の発達機構
潜堤周辺には様々な波の変形要素を含む複雑な重合場が形成されるとともに, 大きな水位変化と強い海浜流場を生じることが知られている. 潜堤の設置にあたっては, このような波の二次量にも十分に配慮する必要があるが, 潜堤周辺における波・流れ場の特性は十分に理解されていない. 本研究では, 堤長および設置間隔をパラメータとした水理模型実験を通して, 潜堤周辺における波・流れ場の特性と発達機構を明らかにした. また, 数値モデルによる検討では, 波・流れの相互干渉が重要な役割を演じていることを示した. さらに波・流れ場が不安定となる条件を示した上で, その成因を議論した....
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Published in | 海岸工学論文集 Vol. 52; pp. 121 - 125 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 土木学会
2005
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0916-7897 1884-8222 |
DOI | 10.2208/proce1989.52.121 |
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Summary: | 潜堤周辺には様々な波の変形要素を含む複雑な重合場が形成されるとともに, 大きな水位変化と強い海浜流場を生じることが知られている. 潜堤の設置にあたっては, このような波の二次量にも十分に配慮する必要があるが, 潜堤周辺における波・流れ場の特性は十分に理解されていない. 本研究では, 堤長および設置間隔をパラメータとした水理模型実験を通して, 潜堤周辺における波・流れ場の特性と発達機構を明らかにした. また, 数値モデルによる検討では, 波・流れの相互干渉が重要な役割を演じていることを示した. さらに波・流れ場が不安定となる条件を示した上で, その成因を議論した. |
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ISSN: | 0916-7897 1884-8222 |
DOI: | 10.2208/proce1989.52.121 |