離島からのCOVID-19患者の移送(搬送)について ~沖縄県の経験より

新型コロナウイルス感染症患者は感染拡大防止のため、法に基づき公共交通機関の利用が制限され、行政の管理の下で移送として扱われた。沖縄県では、搬送手段の限られる離島から感染管理や医療提供を行いながら移送するため、県対策本部に搬送調整機能を設け、多数の関係機関と調整を行い、アイソレーター等の感染防御資機材、医療資機材の電磁干渉、運送約款等の課題を乗り越え、事故なく搬送を実施した。この経験が今後の離島からの移送に生かされるべく報告する。...

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Published inIATSS Review(国際交通安全学会誌) Vol. 48; no. 3; pp. 185 - 192
Main Authors 米盛, 輝武, 佐々木, 秀章, 高山, 義浩, 梅村, 武寛
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 国際交通安全学会 29.02.2024
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ISSN0386-1104
2433-4537
DOI10.24572/iatssreview.48.3_185

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Summary:新型コロナウイルス感染症患者は感染拡大防止のため、法に基づき公共交通機関の利用が制限され、行政の管理の下で移送として扱われた。沖縄県では、搬送手段の限られる離島から感染管理や医療提供を行いながら移送するため、県対策本部に搬送調整機能を設け、多数の関係機関と調整を行い、アイソレーター等の感染防御資機材、医療資機材の電磁干渉、運送約款等の課題を乗り越え、事故なく搬送を実施した。この経験が今後の離島からの移送に生かされるべく報告する。
ISSN:0386-1104
2433-4537
DOI:10.24572/iatssreview.48.3_185